赤ドラと花牌
赤ドラと抜きドラ
赤ドラ
これは三人麻雀に限った話ではありませんが,雀荘によっては赤ドラの枚数が大きく異なる場合があります.
大阪にあるメジャーな三人麻雀店で使用する牌です.
慣れていない方なら驚くと思いますが,赤ドラを8枚使うルールを採用している店が多いです.
「全赤(ぜんあか)」と言います.
三麻はただでさえ打点が高くなりがちですが,この「全赤」ルールなら満貫は当たり前,数え役満も珍しくありません.
三麻が謙遜される原因になっていますが,競技として非常に刺激的なので皆さんもやってみてください.
オンラインゲームでは筒子,索子ともに一枚ずつ入れる「各1」ルールが主流のようです(私調べ).
抜きドラ
抜きドラとは,手組とは関係なく,引けば即ドラになる便利な牌です.
抜きドラを引いたら晒して(ポンやカンした牌のところに置く)一枚嶺上から補充します.
他のドラとは違い一切邪魔にならないためたくさん引ければチャンスということです.
を抜きドラにするか花牌(写真)を抜きドラにするかはルール次第です.抜きドラ自体採用しないルールもあります(MJオンラインは採用してません).
実力は関係するのか
赤ドラや抜きドラでインフレ化してしまったこのルールですが,実力なんてあるのでしょうか.
結論から言うと,完全な「実力ゲー」です.
慣れていないとまず勝てません.
四人打ちはドラが少ない分,「手役」で手を高くします.三色やタンヤオ,チャンタなどを狙うために手を崩したりしますよね.
一方,三人打ちの打点は「ドラ」で作ります.「ドラが有るか無いかは運じゃないの?」という疑問が生まれますが,これは「相手の打点が読み易い」という事です.ドラの数は有限ですからね.ドラが自分のところに来ないということは,相手のところにたくさんある事を意味しています.つまり「勝負する場面,勝負から降りる場面」がより明白に判断できます.
よく「三麻は押し引きが重要」と言われますが,この所以は相手の手を読み切ることが容易なためから来ています.