三麻雀荘のルールの解説
三人麻雀店のルールの見方
三人麻雀をしに雀荘に行こうと思ってHPでルールを見てみるも,雀荘慣れをしていないと何を言っているのかわからないと思います.
大手雀荘のチェーン店であるまーちゃお(オミクロン)店を例に解説します.
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・返し:3万5千持ち・4万点返し、喰いタンなしの先ヅケ
(字牌の王手飛車は門前時のみ有効)
【解説】
持ち点35,000点で半荘終了時40,000点をもっていないとペナルティがあります.
完全先づけルールです.これは非常にややこしいので別途解説します.
・花牌:4枚入ってます。
空気扱い(一発や天和などは消えず、捨てることはできない)
【解説】
は抜きドラでは無く,花牌が四枚入っています.
は抜いてもポンやチーのように"鳴き"ではなく一発は消えません.同じくを抜いてそのままツモっても嶺上開花は付きません.
店によってはを河に安全牌として捨てるルールもありますが,まーちゃおでは採用していません.
・役満 普通の役満+人和・マンズの混一・流し役満・大車輪(清一七対子)で ダブル役満は複合していてもシングル役満扱い
【解説】
特殊役満を採用しています.
- 人和・・・子が第一ツモをツモる前に,和了する.
- マンズの混一色・・・そのままの意味です.マンズの混一色は役満扱いです.字一色ももちろん役満ですが,マンズが混じっていても役満になります.非常に成立しやすい役満の一つです.
- 流し役満・・・四人麻雀でいう「流し満貫」です三麻では流局自体稀が稀なので,流しも役満として扱います.
- 大車輪(清一七対子)・・・そのままの意味です.清一七対子は役満です.四枚使い七対子も採用しているので出現率は高いです.
・数え役満:14ハンから
【解説】
四人麻雀は13ハンから役満扱いとするルールが主流ですが,三麻は1ハン多い14ハンから役満です.なぜかはわかりませんが,ほとんどの雀荘で採用されています.
・国士無双:暗槓ロン・フリテンロンはできません
【解説】
そのままの意味です.国士無双でも特例は認められていません.
・その他特殊役:なし(四連刻・三連刻・小車輪・三風など)
【解説】
- 四連刻:連続した4つの数牌の刻子を含む.採用されれば普通役満です.
- 三連刻:連続した3つの数牌の刻子を含む.採用されれば普通2ハンです.
- 小車輪:混一色七対子.採用されれば普通6ハンです.
- 三風:の内3つの刻子を含む.採用されれば普通2ハンです.
・ツモ損:なし
【解説】
倍払ルールを採用しています.
・本場:1本場につき1000点
【解説】
倍払ルールを採用しています.
・連荘:親は東場テンパイ連荘、南場ノーテンでも連荘
【解説】
南場は親がノーテンで流局しても,局は流れません.
・0点:ちょうどはトビ(1000点持ちでリーチ可ですが、その局収入がなければ トビになります)
【解説】
そのままの意味です.
【解説】
同じ牌を4枚あっても2組の対子として扱うことができます.
この手牌の待ちはになります.
・ダブロン:あり(供託・本場は上家取り)
・4万点未満:終了時、全員が4万点未満の場合はかえり東でサドンデス
【解説】
南4終了時,誰かが40,000点を超えるまで再び東場を続けます.
・フリテン:リーチは流局後チョンボ。フリテンツモは同巡でもあり。
【解説】
三麻ではフリテンリーチを禁止しています.
リーチさえしなければ通常のフリテンのルールに従いますが,フリテンのリーチ,およびリーチ後の見逃しはチョンボの対象です.
・起家:回り親
【解説】
半荘終了後,次の起家は反時計回りで回します.
・パオ:役満のパオは全額責任払い
【解説】
大三元・四喜和・四槓子を確定させ和了られた場合は,ツモったとしても確定させた人が全額払う.
・和了り止め:オーラス時、トップの場合は強制終了。(流局の場合は続行)
【解説】
2位の和了やめは禁止.トップの場合は連荘禁止.
・チョンボ:親も子も8000オールの支払い
・暗槓:リーチ後の暗槓は任意。
(リーチ後、メンツ構成が変わっても待ちが変わらなければOK)
【解説】
リーチ後の暗槓を強制するルールもあります.まーちゃおでは自由です.
・形テン:なし
【解説】
・空テンリーチ:あり(チョンボにはなりません)
【解説】
待ち牌が河にすべて見えていても,リーチをかけることができます.
禁止するルールがほとんどだと思います.
・ツモピンフ:なし
【解説】
平和をツモっても平和という役は付かず,30符で計算します.
・空ポン:1000点罰符
【解説】
誤ポンとも言います.間違えて"ポン(カン)"といった場合は取り消して場に1,000点を置きます.その1,000点は次に和了ったものが獲得できます.
・リーチの解消:リーチ解消後はリーチかけ直しで和了れます。
仕掛けて和了るのはNG
【解説】
間違えてリーチの発声をした場合は取り消しできます.ただし,この局その手を和了るにはリーチをかけなければなりません.仕掛けやダマでツモることも禁止です.
・符計算:あり。1000点未満は切り上げ
【解説】
符計算自体採用していないルールが存在します.通常通り計算するのでわざわざ書いてあります.
・同点時:起家に近いほうがトップ
【解説】
半荘終了時,同着がいた場合は起家に近い人がトップになります.100点単位切り上げのルールなので,同着は頻繁に発生します.
・少牌、多牌:和了り放棄。花牌での取り忘れについては修正可能な限り修正します
・チェック:見せ牌・コシ牌はなし
【解説】
牌を誤って溢してしまった場合,厳しい店では「その牌では和了れない,鳴けない,待ち構成に含む事が出来ない」などと言ったルールが存在することがあります.ここでは採用していませんが,牌は溢さないようにしましょう.
(雀サクッ参照)